MFS「CAPS」で最短1分の不動産AI査定
元記事公開日: 2026年7月24日
出典: https://aismiley.co.jp/ai_news/mfs-invase-caps-real-estate-ai/
MFSのCAPSは、マンション名、専有面積、所在階、間取りを入力すると、約450万件の募集データを学習したAIが推定取引価格を最短1分で無料表示する。想定賃料・想定利回りと価格推移も確認でき、対象条件の東京23区では売出価格に対する誤差率中央値6.1%を示した。
背景
成約価格を蓄積したデータベースへのアクセスは宅地建物取引業者などに限られ、個人が実勢価格を直接把握することは難しかった。市場に出る情報の多くは売出価格であり、売主や仲介会社の意図が反映されるため、実際の取引価格と乖離しやすい。マンションは立地、築年数、面積、階数などで価格が大きく変動する。
要望・目的
MFSは、住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」と不動産投資サービス「INVASE」で得た知見、AIによる価格推定技術を活用し、誰もが無料で客観的な不動産価格を確認できるようにするため、CAPSを開発した。対象は47都道府県の約14.6万棟で、分譲マンション全体の90%をカバーする。
実装・実施内容
CAPSの利用者は、マンション名、専有面積、所在階、間取りの4項目を入力する。査定結果は最短1分で表示される。全物件の不動産価格は月初5営業日を目処に毎月更新する。登録した物件は最大20件まで継続的にモニタリングできる。
AIサービス・システム
CAPSは、賃料約273万件、売買約184万件、計約450万レコードの募集データをAIに学習させて不動産価格を推定する。不動産価格のほか、想定賃料と想定利回りを同じ画面で表示する。物件ごとの価格推移グラフは最大で2019年4月までさかのぼって確認できる。
結果・効果
1981年6月以降に建築された新耐震基準のマンションでは、実際の売出価格に対するAI査定の誤差率中央値が東京23区で6.1%、全国で7.4%となった。価格モデルと賃料モデルの誤差率中央値は今後、月次で公開する予定である。住宅ローン情報や年収などを追加し、資産・負債・収入を一体で扱う機能の拡充も予定している。