東芝テックの生成AI販促最適化
元記事公開日: 2024年3月11日
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000110317.html
東芝テックのリテールプロモーション最適化AIソリューションは、トランスフォーマーで顧客ごとの商品嗜好と販促への反応を推論する。顧客とプロモーションの組み合わせごとに売上・利益の変化を試算し、利益総額の最大化を目標にクーポンやポイントの配信先を選ぶ。
背景
リテール分野では、過去の購買・行動データを基にしたパーソナライズドプロモーションが広がっている。東芝テックはPOSデータに加え、顧客属性、商品属性、店舗属性を、消費者ごとの嗜好を扱う情報として用いる。東芝グループが需要と供給の最適化で培ったAIノウハウと、東芝テックのリテール業界の知見も開発に活用された。
要望・目的
従来手法では、過去に購買が少ない消費者へのプロモーション最適化が難しかった。ベストセラー、購買済み商品、その類似品、新規性のある商品を提案する水準にとどまる場合があった。プロモーション投資額に制限がある中で、経済効率性を考慮しながら利益総額が最大化される配信先と施策の組み合わせを選ぶことを目標とする。
実装・実施内容
レコメンデーションモデルにトランスフォーマーモジュールを組み込んだ。消費者と商品すべての組み合わせで購買に至りやすい商品を予測し、消費者ごとのプロモーション別・商品別の反応度も予測する。その予測を基に、クーポン送付時の売上・利益の増減を計算し、プロモーション投資額を条件に配信対象をシミュレーションする。
AIサービス・システム
生成AIのキーエンジンであるトランスフォーマーを用いるリテールプロモーション最適化AIソリューションである。購買履歴、顧客属性、商品属性、店舗属性を統合して、消費者が好む商品を推論する。顧客と商品ごとの組み合わせでクーポン送付時の利益変化を計算し、利益総額の最大化を目標に最適なクーポンやポイントの配信を行う。
結果・効果
顧客志向分析とOne to Oneソリューションに向け、顧客反応の分類を生成する。顧客志向の全体像を可視化する契機となり、販促活動の効果測定と原資の有効活用への貢献を目指す。生成AI活用サービスの第一弾として開発され、2024年3月12日から15日に開催されるリテールテックJAPAN 2024の東芝テックブースでも展示する。