アクセンチュアがAIエージェントで部門横断業務を再設計し、工数を最大90%削減
公開日: 2026年7月9日
アクセンチュアはOpenAI FrontierとCodexを組み合わせ、部門やシステムに分散する業務知識をAIエージェントが使える形にし、部門横断の業務を再設計する。現場の暗黙知や判断基準を継続的に反映し、一部顧客では属人化しやすい非定型業務の工数を最大90%削減した。
背景
アクセンチュアとOpenAIは2025年12月から、エージェント型AIシステムを企業の中核業務へ導入するグローバル協業を進めている。日本では、その実績を基盤に、製造業と金融業を重点領域として企業活動全体の変革を支援する。企業固有の業務構造や意思決定の文脈、部門やシステムに分散する業務知識を、AIが活用できる形に構造化することが必要とされている。
要望・目的
AIエージェントを中核に、異なる部門をまたぐ業務プロセスを再設計し、生産性を高めることを目指す。AI活用を個別業務の効率化にとどめず、業務、部門の役割、組織のあり方を再構築し、運用と改善まで継続する。製造では設計からフィールドサービスまで、金融では顧客体験、オペレーション、リスク・コンプライアンス、システム開発の再設計を対象とする。
実装・実施内容
アクセンチュアは、Forward Deployed Engineerの実装力とBPRの知見を用い、経営課題を起点に達成すべきゴールを明確化する。現場業務で蓄積される暗黙知や判断基準をAIエージェントへ継続的に反映し、プロセス設計、導入、改善を一体で進める。データ、セキュリティ、リスク管理、ガバナンス、変革マネジメントも共通基盤として整備する。
AIサービス・システム
OpenAI FrontierとAIエージェントのCodexを組み合わせ、Accenture Agentic BPR Acceleratorを提供する。AIエージェントが部門横断業務を実行できるようにし、再利用可能な業務資産を企業全体で蓄積する。システム開発では、業務アプリケーションとクラウド基盤のベストプラクティスをCodexのAgent Skillsへ反映し、企画から保守運用までの開発ライフサイクルを再設計する。
結果・効果
国内大手企業の生産管理・製造・営業など、属人化しやすい非定型業務へAIエージェントを適用している。一部の顧客では、蓄積した業務知見の活用により、業務工数を従来比で最大90%削減した。複数企業では、AIエージェントの設計・開発期間を従来比最大6分の1に短縮し、本番環境での運用に向けた支援を行っている。