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MUFGのClaude Code AI駆動開発と行内展開

元記事公開日: 2026年2月24日

MUFGのClaude Code AI駆動開発と行内展開AI活用事例の構造図対象入力制約体系化評価研修活用背景大規模開発背景Excel設計書制約閉域環境人の役割ガイド作成AI処理設計書からコード生成人の役割成果物を評価利用行内研修利用内製開発で利用https://speakerdeck.com/muit/enterprise-ai-driven-development-at-mufg-bank-the-real-story

出典: https://speakerdeck.com/muit/enterprise-ai-driven-development-at-mufg-bank-the-real-story

AI活用の概要

三菱UFJ銀行では、ClineまたはClaude Codeを主軸に、Excel設計書に含まれるXMLや図を解釈してプロダクションコードを生成する。AIの出力は有識者が評価し、開発手順をガイド化して行内研修と現場支援に展開している。

背景

三菱UFJ銀行のエンタープライズ開発では、対象システムが数十万〜数百万行規模に及び、1プロジェクトに数十人から数百人の開発者が関わる。設計書にはExcel方眼紙が使われ、開発環境はインターネットへ直接接続できない。三菱UFJインフォメーションテクノロジーのR&D部では、2022年から生成AIでシステム開発を効率化する研究開発を進め、AI活用を前提にした開発を推進している。

要望・目的

AIコーディングエージェントを前提に、自然言語で指示して複数のソースコードを短時間で自動生成する開発へ移行する。個別案件で得たノウハウは標準化し、AI駆動開発ガイドとして横展開する方針である。行内では説明会、CoEによる現場支援、研修を組み合わせ、内製開発へ普及させる取り組みを進めている。

実装・実施内容

2025年度は4月に行内説明会を開催し、5月以降にAI駆動開発ガイドの執筆と章の追加を進めた。6月以降はCoEが現場を支援し、融資審査システム、財務諸表を作成する大規模分析系システム、フロントエンドシステム、会計パッケージ移行などを対象に取り組んだ。11月以降は、社内アーキテクトやキーマンへ受講を呼びかける内製研修を企画・運営している。

AIサービス・システム

開発ではClineまたはClaude Codeを主に利用する。ExcelファイルはOffice Open XML規格のテキストをZIP化した形式であり、XMLをAIコーディングエージェントへ入力できる。AIの能力向上により、フローチャートや図の内容も意味として解釈し、設計書からプロダクションコードを生成する。AIは指示から外れた実行や重要条件の見落とし、誤情報の生成を起こし得るため、成果物は有識者が正しさを評価する。

結果・効果

AI駆動開発ガイドには、AIとの付き合い方、Clineによる詳細設計書からのコード生成、テストコード生成を収録している。サンプル設計書とプロンプトを添え、設計書からプロダクションコードを生成する流れを体験できる。ガイドの開発方法論は順次Agent Skills化している。一方でエンタープライズ領域の方法論は未体系化な部分があり、大規模既存システムへの適用と業務知識の注入は継続課題である。